~モントレー2013 コ・ドライバレポート(郷右近 孝雄 Gouukon Takao)~
昨年は、暑さと脱水症状でドライバーが逝ってしまったモントレー。
今年は「暑さ対策」に重点を置いて準備。
クーラーバッグ搭載&ウィダーゼリー箱買いで、ドラの体力維持を図り、
新開発w「i-DCS」(ikeuchi-DrinkCooldownSystem)で、
とにかく水分を補給させる作戦。
今回、Co.Drに要求されるタスクには「Dr.の介護」が追加された。
兎に角、ドラの要求無くてもコ・ドラ判断で、積極的にチュルチュルさせる的。
いろいろ理由はあるが、Dr&Co.Dr合せて「数10kg」の軽量化と成ったため、
スタミナ不足の懸念あり。
【準備】
昨年のPNを引っ張り出し、今年からトライ中の「英語表記」に併せてPNを作り直し。
これさえ出来てれば当日バタバタでも何とかなる。
【前々日】
仕事を17:00でバックれて、前々泊宿へ移動の予定が…。
Dr.へメール送信「バックれ失敗しました…泣」
結局22:00過ぎまで仕事、その後準備して宿到着は明け方の3:00過ぎ。
「ほとんど寝てない」状態でレッキをする羽目に(前回のマツダの繰り返し)
【レッキ】
今回から「群馬サイスポ」のSSが追加。
たった1km未満のSS×2本のレッキのため、移動距離が半端ねぇ。
どう周っても、公式車検の時間までに戻って来れねぇのは確定。
今回支援してもらうメカ「オタモン」にお任せするしかない。
ドタバタでレッキを周り切り、サービスへ帰着したのが14:00過ぎ。
オタモン「車検は終わってます、一発OKっす!」
おぉ、さすが本職(プロ)は違うぜ。
クルマいじりはオタモンとDr.に任せて、HQで「参加確認」後、
レッキ車のRefuelを完了して返却。
本日のCo.Dr作業は、あとは宿に帰ってからのPN修正のみ。
早々にサービス撤収して、全員サービスカーで”晩メシ”へ移動。
上原Dr.発案の”スタミナ補給だろう”で、焼肉と生で決起集会。
宿に戻るころにヒョウが降る雷雨。
皆、震撼するも群馬はいつもこんなもんだぞ。
【スタート前】
今年の目的は、第一に「昨年リタイヤのリベンジ」
したがって、欲をかかずに「絶対完走」第一。
そして、できる限り「シングル順位」で、とDrと目標の確認。
昨年の体たらくを反省し、まずは完走第一。
【Day1・Sect ion1】
●セレモニアルStart
出走順・27番手(8:26スタート)
前走はハセプロランサー、後続はSMaSHインテ
サービスPからTC0まで遠いので、10分前にサービス出。
TC0→セレモニアル→タイヤチェック経由で、まず赤城方面へ。
午前8時台のため、交通量多し。リエゾン時間に余裕無し。
TC前時間調整は、到着と同時にヘルメット被るくらいのタイミング。
●SS1:Akagi-1(6.603km) 5'45"7
・AVG:68.8km/h、max:108.64km/h
予定通り、PNリーディングはイングリッシュで。
結果、JN3クラスの9番時計。上と0.9秒、下と0.7秒差。
チーム内競走は、5番時計の上原さんに7.8秒負け。
DrはまたまたPNを聞けて無い様子。
Co.Dr「ノート読みどうします?」
Dr「すません、ジャパニーズでお願いしますorz」
今回から「JN3クラス・速報システム」に参加させていただいた。
SSフィニッシュ後にタイムを集計側に送信。
ちと、SS後の作業が増えて忙しい。
予め作っておいた「空の送信フォーム」にタイムだけ追記して送信。
期待せずTRICKSの速報開くと、
SS-Finish後間もなく結果がアップされているではないか!
現在のポジションはまあまあってとこか。
●SS2:Miyama-R1(11.170km) 10'52"7
・AVG:61.6km/h、max:127.57km/h
今回のモントレーで最長のSS。
このSSから、PN読みを「ジャパニーズ」に戻してみる。
昨年と較べて、クルマのセットは概ね良い方向。
cutで掻き出された泥がライン上に点在するコーナーも、
多少姿勢乱すも、修正舵で大きな破綻無くクリア。
SS中も、PN読みとDr.の操作が合ってる感が出てきた。
Co.Dr「PN読みどうっすか? イングリッシュに戻した方がいいすか?」
Dr「すません、このままジャパニーズでお願いしやす!」
ポジションはまーまーのJN3クラス10番時計。上と1.1秒、下と3.3秒差。
TOP3は86/BRZ陣営、排気量差を考慮すると妥当?
チーム内競走は、12番時計の上原さんに5.9秒勝ち。
「どうせ、クルクルまわったんだろう」とDr。
●SS3:ShibukawaPark-AR1(0.323km) 0'24"9
・AVG:46.7km/h、max:83.93km/h
JN3クラス最下位の15番手、上と1.1秒差。
ここのPNは、最初から「こだわって」作ってない感丸出し。
島回りの右で「ガツン!」…結構段差あるな?
島周り脱出でギアが入らずもたもたw
ドラとは「ギアをやったかと焦った。 しっかし、シャカリキに頑張ると壊すよねぇ~ここ」
的な話になる。
チーム内競走は、11番時計の上原さんに1.8秒も負け。
●SS4:Haruna-DOWN(7.182km) 5'44"6
・AVG:75.0km/h、max:127.9km/h
JN3クラス12番時計。上と2.2秒、下と7.4秒差。
ここまでのトータルで、クラス10番手。
?ちょっと待てぇ!TRICKSに上原さんがいねぇ。
JN3クラス14台に減ってるし…。
今回は群馬県内で通信環境良いらしく、速報が早い。
だが、TRICKSはしばしば「迷走する」からね。
結局SS3の島回り段差で、ドラシャをやっつけた模様。
DAY1離脱。
●SERVICE-A:(20min)
雨?の予想があったが、Dr判断で前タイヤ2本を新品(M2)に交換。
エンジンオイルの補充(減りが異様に早い模様)、ブレーキのエア抜き、
下回り増し締めをサービスに連絡して準備を要請。
昨年は、このSection1でDrが脱水症状ヘロヘロ…だったが、
今年はまだ持ちこたえている。
ドリンクとチュルチュルで、Co.Dr介護の効果ありだ。
「i-DCS」は、セクション1は順調に作動。
減った分のドリンクを補充して再セット完了。
●Regroup:(15min)
サービスP前の路上がRegroupエリア。
15分しかないので、クルマからは降りずに時間潰し。
【Day1・Section2】
●Refuel1(水沢SS)
ガス20L補充の予定を、とりあえず満タン補充。
●SS5:Akagi-2(6.603km) 5'39"7
・AVG:70.0km/h 、max:106.18km/h
Akagiの2ループ目で、cutのコーナーはライン上に
かなりの泥が掻き出されている状況だが、6秒タイムアップ。
PNをジャパニーズに戻した効果?w
でも、JN3クラス10番時計。上と2.3秒、下と0.1秒差。
ここまでのトータルで、クラス10番手変らず。
まだ何とか10位以内で踏ん張って?いる。
●SS6:Haruna-UP1(6.814km) 5'44"7
・AVG:71.2km/h、max:132.08km/h
概ねHaruna-DOWNの逆走となるSS。
昨年はMiyama-2でリタイヤ(エンジン不調)のため、
ここは本番走行は初となる。
昨年のHaruna-UPとは、スタート位置の林道が
1本南側に変更された設定となり、
F峠のジャンクションまでが新コースとなった。
前半上りクネクネは、ヘアピン的回り込みが多く
テンロクはパワー/トルク的にキツイ。
後半は高速セクションで稼ぎ所で、
Finish手前が踏みっきりで最高速区間。
4速吹け切った状態でFinishラインを通過。
と!ココでアクセル全閉にしたとたんエンジンSTOP!!
惰性でSTOPラインへ辿り付いたものの、エンジンが掛からず。
えーーーー昨年のMiyama-2の再現かよう…?
セルのクランキングで、とりあえずコントロールエリア外へ
クルマを退避させ、エンジン復活を試みていると、
ちょうど下り坂が「押し掛け状態」になり、運よく再始動に成功!
JN3クラス12番時計。上と5.8秒、下と0.7秒差。
ここまでのトータルで、クラス11番手に後退。
●SERVICE-B:(20min)
ピーカン照りから、雲行き怪しげ状態になりつつあり。
榛名の上の方は、大分暗くなってる。
とか言ってる間に、ポツポツ降りだした。
雲の流れは赤城方向へ、このあとのSSは雨がヤバいか?
●Regroup:(20min)
【Day1・Section3】
●SS7:ShibukawaPark-A1(0.357km) 0'26"4
・AVG:48.7km/h、max:77.34km/h
JN3クラスの12番手。上と0.2秒、下と0.1秒差。
ここまでのトータルではクラス11番手を維持。
●Refuel2A(JA-SS)
公式通知で追加設定されたが、ガス補給の要無しのためスルー。
リエゾン中に雨が落ち始める。榛名方面から雨雲を連れて
移動している感じ。
●SS8:Miyama-R2(11.170km) 12'36"9
・AVG:53.1km/h、max:91.79km/h
スタート待ちの間に、雨脚が強くなって完全にウェット状態。
SS8スタート時には、前方の見通し完全に不良。
前半クネクネ上りは、路面に打ち付ける雨が水煙と化し、
夕闇と併せて完全に見えないぞ!の体。
手探り状態の走りではあるが、まだ破綻無し。
サミット付近で、電気系トラブルでスローダウンの前走ハセプロランサーに
追いつきパスさせてもらう。
ここから下りに入ると、滝のような”ゲリラ豪雨”にエスカレート!
ウォータースプラッシュと化した下り路面に脚を取られて、
何度も道からこぼれかけるも、踏みとどまってFinish。
最高速度は、127→91km/hと大幅ダウン。
ここはJN3クラスの7番時計。上と2.4秒、下と6.0秒差。
雨中の激走の甲斐あって、クラス8番手にアップ。
ドラは半泣き状態でモチベーションはガタ落ちも、
気力で踏ん張ってポジションは一気に3台抜き。
●SS9:Akagi-3(6.603km) 6'50"8
・AVG:57.9km/h、max:91.06km/h
相変わらず、雨脚衰えず。
ドラのモチベーションは更にガタ落ち。
コース全般が林の中のため、概ね暗がりとなって見通し悪し。
オモチャみたいな補助灯では、無いのと変らず(Drボヤキボヤキ。。。)
TCにてスタートから3.6km先で「路上が川」になってるとの情報。
このヘビーウェットをSタイヤで走らすのかい…ヤバくね?
最高速度は、106→91km/hと大幅ダウン。
ここでもJN3クラスの8番時計。上と1.7秒、下と2.1秒差。
トータルでも、クラス8番手に踏みとどまった。
●Refuel2B(水沢SS)
ガス10L補充の予定を、とりあえず満タン補充。
●SS10:Haruna-UP2(6.814km) キャンセル
TCインで、SSキャンセル、そのままスルーの指示。
キャンセルの理由は「落雷でオフィシャルが危ない!」とのこと。
SSを低速スルーパスするも、その後のTCターゲットタイムが
変更されていないため、リエゾンが結構ギリな時間。
ほぼオンタイムでサービスへ。
●SERVICE-C:(45min)
Dr.曰く「何もやること無いよ…、とっとと宿に帰りてぇ。」
というわけで、補助灯外し程度の作業で、
早々にParkFermeへ車を突っ込んで撤収。
Day1のクラス順位は8番手。上と39.3秒、下と14.6秒差。
順当なら、上には届かず、下には実力差でまず間違いなく捲くられるタイムだが、
とりあえず当初目標のシングル順位には留まった。
JN3クラスは、ここまでリタイヤは1台のみの残14台。
●ParkFermeIn
パルクへ早々にクルマを放り込み、サービス撤収して宿へ。
各自適当に風呂・メシ。
Day2の準備より先に、Drからは「インカー見せれ!」要求。
タブレットにインカーデータ接続して鑑賞始める頃に、
チームメンバー勢ぞろい。
ボヤキまくったDrが途中で落ちて解散w
本来は、Day2のノート修正/読み合わせをするところだが、
電池切れでそのままダウン。
【Day2・Section4】
●SERVICE-D:(20min)
Day1の最終サービスを手抜きしたツケが回って、
朝イチからDr.が「サイドブレーキ効かねぇ!」と騒ぎ、
オタモンの奮闘で何とか20分サービスで、使えるレベルまで復旧させてもらった。
●SS11:MinakamiSSS-1(0.789km) 0'46"2
・AVG:61.5km/h、max:114.21km/h
群馬サイスポのコースを短く区切って、
文字通り「ギャラリーの前だけ」見せるSS。
ジムカーナ的な走り方を要求される。
JN3クラスの14番手。上と0.2秒、下と0.3秒差。
ここまでのトータルではクラス8番手は変らず。
再出走の上原さんとはチーム内競走で、0.2秒負け。
●SS12:MinakamiSSS-2(0.789km) 0'45"7
・AVG:62.2km/h、max:116.47km/h
JN3クラスの14番手。上と0.3秒、下と0.3秒差。
ここまでのトータルでクラス8番手は変らず。
上原さんとはチーム内競走で、0.3秒勝ち。
●Regroup:(30min)
●Refuel3(上津SS)
昨日、予定以上に給油した結果、ガス余り状態のためガスコンはスルー。
リエゾンで月夜野→赤城移動中に、
ボンネット上のゼッケン剥れかかり、焦りまくる。
高速道路上で、何とかテープ仮補修にて急場をしのぐ。
●SS13:Akagi-R(6.399km) 5'44"4
・AVG:66.9km/h、max:105.45km/h
ここは、今年の新設定SSでAkagiの逆走。
昨晩疲労のため、レッキ後のPN修正間に合わず、ぶっつけ本番。
ロスト無し、ミスリード無し…と、とりあえずPNの破綻無く、
結果オーライ。
リライトを最少で済ます「レッキ時のノート書き方」をやった
効果が出てきた?
JN3クラスの8番手。上と2.0秒、下と5.1秒差。
Drは異様にナーバス。泥を超警戒している模様だった。
SS中でEPスターレットがコースアウトのため、JN3クラス1台減。
ここまでのトータルで、クラス7番手にアップ。
上原さんとはチーム内競走で、2.0秒負け。
●SS14:ShibukawaPark-A2(0.357km) 0'26"3
・AVG:48.9km/h、max:75.32km/h
JN3クラスの12番手。上と0.6秒、下と0.2秒差。
ここは距離短いがミスすると駆動系が危ないので無理せずにFinish。
ここまでのトータルで、クラス7番手をキープ。
8番手には予想どおり捲られ。
上原さんとはチーム内競走で、0.2秒勝ち。
●SS15:Haruna-UP3(6.814km) 5'36"3
・AVG:72.7km/h、max:138.14km/h
JN3クラスの10番手で上がり。上と0.4秒、下と2.0秒差。
ここは8番手のT井さんS2000(14.1秒差)に、
予想通り「ごっそり持って行かれる。絶対やられるSS」と想定済み。
でも結果はフタをあけるまでわからねぇので、Dr.は出来る限り踏ん張るとのこと。
SS中盤で上位の86がストップ!
ココで気をとられ、PNをロスト
「電柱R3」で何とかノートに復帰したが、
有視界区間でどれだけやられたか!!!?
Finishで、1本目より8.1秒タイムアップするも、やはりT井さんS2000に13.7秒も追い捲くられ。
しかし辛くも0.4秒差で逃げ切り、リタイヤ1台も合せてJN3クラス6位で終了。
上原さんとはチーム内競走で、0.4秒負け。
●SERVICE-E:(10min)
エレガントサービスのみ。車内片付けだけやっつけ。
と、突然タイヤサービスのスタッフから、「DUNLOP帽子」貰う。
「3位までじゃなかったっけ?」
●セレモニアルFinish
MCのお姉ちゃん「Co.Drの方の名前は、何とお読みするので…?」
またかい、お約束の反応(笑)
●ParkFermeIn
Drとしては昨年の久万高原以来の完走&入賞。
今回のコンビでは、初完走&初入賞でした。
但し、表彰式は無し(TRDの方がメインイベントなのw)
入賞者は、宅配送り状に住所氏名書いてHQに出しとけ!的な放置プレイ。
とりあえず、今回の目標「完走、シングル順位」は達成。
プラス、上位の自滅に助けられ、望外の6位入賞のオマケ付きで、
今回のモントレー・リベンジの目的は完了しました。
Dr.曰く「もうモントレーは出ない!おっかねーww」
今回、レッキと車検時間が重なり、応援無しの状況下で、
パーフェクトな対応をして頂いたオタモンこと大田メカ他、
サービスメンバー全員に、感謝々々です。
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